せん断負荷を受ける矩形膜の面外変位の確率分布モデルの検討

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発行年 2013年
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タイトル 張せん断負荷を受ける矩形膜の面外変位の確率分布モデルの検討
著者 岩佐 貴史、杉田 総平
概要 皺の形成過程ならびに消失過程における膜面の面外変位が経験的に従う確率分布モデルを検討するため,せん断負荷を受ける矩形膜を対象にDLT (Direct Linear Transformation) 法による形状計測実験を行った.対象とした薄膜はポリイミドフィルムとし,寸法0.30m x 0.16m,膜厚12.5x10-6m の矩形膜とした.計測結果より,せん断負荷で生じる皺の形成過程ならびに引張負荷による皺の消失過程における膜面の面外変位の空間分布は正規分布や対数正規分布といった理論モデルには従わないものの,対数変換された膜面の面外変位の確率分布は膜面の変形過程や実験モデル間での変動が小さく類似性が高くなる結果を得た。