膜材料の定着部における応力伝達機構に関する研究-溶着部およびクランプ定着部の伸長特性-

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発行年 2002年
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タイトル 膜材料の定着部における応力伝達機構に関する研究-溶着部およびクランプ定着部の伸長特性-
著者 河端昌也、金熙均、中村栄作
概要 膜構造は初期張力の保持により構造的安定性を確保している。ゆえに施工時の張力導入および竣工後の張力管理が重要である。しかし膜材料は基布が織布構造であることやコーティング樹脂の粘性の影響等により、クリープやリラクセーション(応力緩和)を生じる。したがってこれらの性状を適切に把握し予測することは、張力管理上極めて重要である。さらに母材のみではなく、接合部や定着部も含めたトータルでバランスの取れた評価を行うことが望ましい。そこで本研究では定着部を含めた膜構造の応力状態と応力伝達機構を解明し膜構造の経時変化を把握するための端緒として、母材および溶着部の1軸引張試験とクランプ定者部の引張実験を行い、その伸長特性について検討している。