詳細内容 | |
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発行年 | 2001年 |
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タイトル | 大規模膜屋根構造物における滑雪性状に関する実験的研究 |
著者 | 小竹達也、苫米地司 |
概要 | これまでに膜材料における滑雪性状については幾つかの実験が行われ、その結果が報告されている。しかし、これらの実験は滑雪面が数メートル程度の装置によるものであり、ドームなどのような大型施設の場合、静摩擦係数などの滑雪前の性状は一致すると考えるが、滑雪開始後の滑雪速度などについてのスケール効果が十分に検討されていないため、その適用性について課題が残るところである。本研究では、長さ40メートル以上の膜屋根を持った実規模の実験装置を用いて滑雪実験を実施し、動摩擦低抗力や粘性低抗力、空気抵抗力の影響度や高速域における摩擦抵抗の状況などについて検証を行い、実建物における滑雪性状を明らかにした。その結果、動摩擦低抗力は、滑雪速度が増すと殆ど影響しなくなることや大規模構造物においては粘性抵抗力のほかに空気抵抗力を考慮する必要があることがわかった。 |