施工手順を模擬した膜構造の粘弾塑性応力・変形解析-曲率を有する形状の場合-

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発行年 2000年
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タイトル 施工手順を模擬した膜構造の粘弾塑性応力・変形解析-曲率を有する形状の場合-
著者 加藤史郎、吉野達矢
概要 膜材料は粘弾塑性特性を有することから、張力を膜材料に導入する手順によって導入後の応カ分布に違いが発生することを平面膜を対象とした既報において報告した。しかし、膜構造はその材料の特性から、大きく形を変えながら外力に抵抗する。平面膜に比べ曲率を有する膜構造はより小さい変形で外カに抵抗することが可能である。そこで、本報では粘弾塑性を考慮し、HP曲面を解析対象とした施工シミュレーションを行う。まず、形状解析や応力・変形解析に8節点アイソパラメトリック曲面要素を用いるための裁断形状決定手法を提案し、裁断形状を決定する。次に、得られた裁断形状の肢を接合する手順を模擬したシミュレーションを行い、つづいて、境界形状に取り付ける施工シミュレーションを行う。これにより、 接合時、施工時、そして、施工後の応力分布を予測を行う。