織構造格子モデルによる膜構造の粘弾塑性解析-実験と解析との比較-

詳細内容
発行年 1997年
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タイトル 織構造格子モデルによる膜構造の粘弾塑性解析-実験と解析との比較-
著者 加藤史郎、吉野達矢、小野智子、南宏和、瀬川信哉
概要 膜は応力・ひずみ関係に強い非線形性を示すと同時に粘性による時間依存的な変形挙動を併せ持つ複雑な材料である。著者らはこうした膜材料の特性を表現するために織構造格子モデルに4要素Voigtモデルを援用し粘弾塑性増分型構成方程式を定式化した。また幾何学的非線形性を考慮した応力・変形解析を行なうために8節点アイソパラメトリック要素を用いたFEM解析手法を提案してきた。そこで本報ではFEM解析に粘弾塑性増分型構成方程式を導入し応力・変形解析を行う。解析は、弾塑性織構造格子モデルによる膜の弾塑性解析と粘弾塑性織構造格子モデルによる膜の粘弾塑性解析について実施する。さらに双方の解析結果を既存の変形実験と比較し膜の弾塑性および粘弾塑性挙動に対する織構造格子モデルの有用性を検討する。