通気性を有する膜の音響特性

詳細内容
発行年 1994年
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タイトル 通気性を有する膜の音響特性
著者 高橋大弐、阪上公博、森本政之
概要 従来の膜振動理論においては膜の通気性は考慮されてこなかった。建築材料としての膜は程度の差こそあれ、何らかの通気性を持っており、特に音響特性に関してはその影響が強くあらわれることが予想される。ここではこの通気性を考慮した場合の、一重膜の吸音特性と音響透過特性についての理論的解析方法、及び、膜を表面材とし、吸音材と空気層との組合せによる多層吸音構造体の吸音特性に関する理論の概要が述べられる。さらに後者に関しては残響室法吸音率測定による実測値との比較検討が行われ、本解析手法により、かなりの精度で膜構造帯の音響特性の予測が可能であることが示される。