エアビームの構造特性について

詳細内容
発行年 1993年
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タイトル エアビームの構造特性について
著者 河端昌也
概要 エアビームは外力の作用により膜面の一部にリンクリングが存在している状態においても、ある程度の荷重負担性能を保持していることが前報において示された。本報ではリンクリング発生開始後のエアビームの終局的な荷重負担能力をより明らかにするために、崩壊荷重を低量的に求めることを目的とする。まず曲げを受けるエアビームのモーメント-曲率関係および崩壊荷重の理論解を、微小変形、微小ひずみの仮定のもとリンクリング発生に伴う応力の再配分および中立軸の移動を考慮したうえで誘導し、後に有限要素法を用いた数値解析結果との比較を行う。またピームやアーチに集中荷重または分布荷重が作用する場合の数値解析例をいくつか示し、これらの荷重負担能力と局部座屈の発生による耐力の低下について言及する。