膜構造物の環境実測(夏期)-まいどーむ:北海道帯広市

詳細内容
発行年 1990年
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タイトル 膜構造物の環境実測(夏期)-まいどーむ:北海道帯広市
著者 佐野武仁、田中耕太郎、田中義治、稲岡英子
概要 わが国では、日本万国博覧会(1960年:大阪) の芙蓉グループパピリオン( エアビーム)、電力館(エアビーム+サスペンション膜構造)、アメリカ館(エアードーム)など仮設施設として端を発した膜構造建築物は、今日では神戸ポートピア博、科学万博、青森・青函博、ならシルクロード博など大形博覧会施設の展示施設として、その技術が開花するが、これと平衡して、東京ドーム、秋田スカイドーム、帯広・まいどーむ、釧路・鳥取ドームなど、野球場、陸上競技場、商業施設など多数の人々が参集する恒久大規模施設としての採用も盛んである。特に、秋田スカイドーム、帯広・まいどーむ、釧路・鳥取ドームは、東北、北海道などの寒冷地に位置し、室内温熱環境、膜内表面結露、コールドドラフトの問題など環続的には、種々の問題を含んでいる。筆者らはこれらの諸問題を解決することを目的として、1989年夏から長期に渡り、帯広・まいどーむの環境実測を進めている。手始めに、その第l報として、夏期の環境実測について報告する。