膜材料の力学特性を一軸引張試験から決定する方法について-一軸および二軸引張試験法の結果を考慮して-

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発行年 1990年
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タイトル 膜材料の力学特性を一軸引張試験から決定する方法について-一軸および二軸引張試験法の結果を考慮して-
著者 石徳秀一、田中耕太郎、高橋喜代志、安宅信行
概要 現在、膜材料の力学的な特性は、実際の膜材料が二軸応力状態で使用されていることから、二軸引強試験に基づいて求めることがよいとされている。構造解析に必要な縦および横の弾性定数やポアソン比は二紬引張式験法に基づいて決定され、また、せん断弾性係数はシリンダー試験から決められている。しかし、これらの試験法は試験装置およびその操作性や、試験体の大きさなどに難点があり、より簡便な試験法が望まれている。そこで、本研究では膜材料の力学特性を一軸引張紙験法で評価することを最終的な目的として、まず一軸および二軸引張試験法の結果を詳細に検討し、これら結果を実際の構造物に適用したときどれほどの差異が生じるかを明かにし、膜材料の力学特性を一軸引張試験から決定する方法の可能性について述べる。