膜構造の形状解析の線形理論について

詳細内容
発行年 1987年
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タイトル 膜構造の形状解析の線形理論について
著者 安宅信行
概要 膜構造やケープル構造の初期の釣り合い形状を見いだす問題は形状解析問題と言われ、非線形の定式化が行われ、これを繰り返し演算によって大型計算機を用いて解かれてきた。しかし、問題によっては必ずしも非線形計算をする必要のない問題も数多く存在する。特に、最近ではパーソナルコンピューターの普及によって身近なところでこれらの機器を利用できるようになってきた、しかし、これらの機器も記憶容量や計算時間の点で、まだ多くの制約から、より簡略な計算法が望まれる。形状解析問題についてもその意味において線形計算法の確立が望まれている。そこで、本論文では線形理論の可能性と0次弾性体の概念を導入することによって合理的な線形理論の展開を行なう。また、ここで求めた線形理論とこれまで用いられている非線形理論との関係を明らかにする。